研究領域

都築充雄・浦谷裕明の研究紹介

(1)大規模地震時における電力需給予測の課題について

大規模地震発災後の電力の需給ギャップ量を把握することは、早期復旧による電力供給を維持するための対策を策定する上で重要である。この電力需給ギャップについて、予測手法とその課題を整理し、ギャップ解消のための方策の方向性について検討を進めている。また、社会機能が相互に依存した現実社会においてボトルネックを克服するためには、社会全体でこれらの対応を考える必要があることから、産官学民が連携したプラットフォームの構築等も進めている。

(2)歴史地震津波に関する調査研究について

過去の災害記録から、災害時の対応・対策、その後の復旧・復興過程について学ぶことは、来る巨大災害に備える上で非常に重要な方法と言える。また、過去に発生した巨大地震津波に関する記録から、被害の様相や、地震像・津波像を正確に把握することは、次の地震津波を正しく恐れ、効果的な対策や対応を検討する上でも欠かすことができない。このような点を踏まえ、過去の巨大地震に関する史料・伝承等から被害の実情を検討するとともに、史料等の残っていない過去の地震津波の把握のために、津波堆積物調査を実施している。

(3)火力発電所の地盤・構造物の震動特性に関する調査研究

エネルギー施設のような大規模平面を有する構造物においては、長大な基礎が複雑な挙動を示す可能性があるが、現状の設計では基礎固定モデルにより評価されることが多く、地震時の基礎の変形の影響を把握するためには実挙動を確認しておくこと必要がある。そこで、建設中の火力発電所において、基礎・建屋の常時微動計測を実施するとともに、地盤および構造物の震動特性について検討している。

http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/?p=58
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