いよいよマットスラブ打設の日です。7時からの打設開始に間に合うよう、今日の監督さんは6時から現場入りのようでした。打設は16時頃、仕上まで含めると18時30分頃まで、監督さん、職人さん17人ほどで交代で休憩をとりながら、 工事自体はノンストップで進みます。
ところで、減災館の監督さんが若い女性の方ということをご存じでしょうか。現在、(減災館の施工を担当する)清水建設では、名古屋では6人、全国では20〜30人もの女性が工事現場で働いているそうで、この業界でも女性の進出が目立ちます。
さて、建設工事では、18または21(N/mm^2)が基本となるコンクリート強度で、約12000円/m^3、強度が3上がるごとに値段も300円/m^3上がるそうです。今回はスランプ値(生コンクリートの流動性の指標)が15、強度が33(N/m㎡)の高性能コンクリートを使用しており、マットスラブには約800m^3のコンクリートが必要ですので、
(12000+(33-21)÷3×300)×800=13200×800=1056万円
1056万円分ものコンクリートが今日1日で名古屋大学へ運ばれ、ポンプ車により圧力を加えて、打設されていきます。
【川合】