きょうの減災館No.69(2013年11月5日)

本日は4階の壁柱、天井のコンクリート打設が行われていました。コンクリート量は約370m3、ミキサー車約70台になります。打設の様子は今までと同様になります。

内装工事も同時進行で行われています。内装は軽量鉄骨(LGS)の上に石膏ボード を張り、さらに壁紙(クロス)を張ることで壁や天井を仕上げます。現在減災館ではトイレの石膏ボード張りつけが終わったところです。

今後の予定としては、明日最上階にある実験室の免震層の基礎の打設が行われます。
実験室の免震層の基礎のコンクリートは、基礎の上下でコンクリートの種類が異なっています。下部はスランプ値(*1)が18cmのコンクリートですが、上部は高流動コンクリートというフロー値(*2)が50cmくらいの高い流動性をもつものを用いています。これは免震層と基礎をつなぐ長ナットなどを細部まで打設できる ようにするためです。

また11月9日に実験室の免震層の取り付けを行い、11月29日頃には実験室の打設が完了する予定です。
【牧野】

*1…コンクリートの流動性を表す値。生コンクリートの試験体を引き上げたとき の高さの変化量。15〜18cmがよく使われる。
*2…コンクリートの流動性を表す値。スランプ値が21cm以上を超える場合に用いる。生コンクリートの試験体の横の広がり具合を計った時の数値。35〜50cmは中 流動コンクリート、50cm以上を高流動コンクリートという。

This entry was posted in お知らせ, 減災館ができるまで. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.