研究領域

新井伸夫の研究紹介

(1)西三河地域における情報連携を基盤とした災害時連携対応の検討

南海トラフ巨大地震のような大規模広域災害時に基礎自治体間でスムーズな連携対応が可能となるよう、具体的な連携策に関する協議の場を醸成するとともに、そのような活動を支える情報基盤の整備を、西三河地域を対象として推進している。さらに、その連携の枠組みについて、地域の企業や県、国なども参加したものとすべく、関係者が参加したワークショップなどを通じ、地域の課題と連携対応の必要性の共有を図っている。そのような活動を継続して、かつ自立して行っていく人材の育成についても、そのあり方を試行し、実践している。

(2)インフラサウンドによる自然現象の解明・監視

火山の爆発噴火や大地震の発生といった地学現象は、その規模の大きさ故、可聴域よりも長周期の気圧変動を励起することが知られている(Infra- という接頭語は、「下に」「下方に」という意味を持っており、赤外線をinfra-redと表記するのと同様、大気中を伝搬する可聴域よりも低周波数側の微小気圧変動シグナルのことをinfra-soundと呼んでいる)。励起されたインフラサウンドは、その波長の長さ故に減衰しにくく、その特徴を活かした監視技術の構築を目指し、シグナルの励起メカニズムや伝搬経路の解明などを進めている。
例えば、雪崩の遠隔監視の実現を目指し、新潟県十日町市にて冬季にインフラサウンドの3点アレイ観測(口径1 km程度)を実施し、得られた連続データから雪崩が励起したと思われるシグナルを抽出するとともに、3観測点のシグナルの相互相関をもとに音源位置(雪崩発生箇所)の推定を試みた。

http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100007862_ja.html
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