第198回防災アカデミー(ハイブリッド)を開催しました

内容:リスクの視点から考える暮らしの「安全」
講師:森 保宏 さん(名古屋大学大学院環境学研究科教授/減災連携研究センター兼任・協力教員)
日時:2024年5月28日(火)18:00〜19:30
場所:名古屋大学減災館1階減災ホール・オンライン


減災連携研究センターは5月28日(火)、第198回防災アカデミー(ハイブリッド)を開催しました。今回は、名古屋大学大学院環境学研究科教授で減災連携研究センター兼任・協力教員の森保宏さんに「リスクの視点から考える暮らしの「安全」」と題した講演をお願いし、213名の参加がありました。

【講師からのメッセージ】
将来を確実に予測することはできず,私たちは様々な「リスク」の中で暮らしています。これらをできる限り小さくしたいのは山々ですが,時間とお金と資源と技術は限られていますから,対応すべき対象の取捨選択や、何をどこまで低減すべきかについての検討が不可欠です。諸外国と我が国の構造規定の比較も交えながら,リスクの視点から暮らしの「安全」について一緒に考えましょう。

【内容紹介】
確実な予測ができない災害などについて、そのリスクを日々の生活の中で適切に受け止め、効果的な対応につなげる考え方についてお話しいただきました。例として建築の耐震安全性について、建築基準法が定める最低基準を満たせば必ず安全と考えることは十分ではなく、さらなる安全性向上やバランスの良い対策を妨げることが説明されました。リスクは連続量であり、正しい情報に基づいて発生確率と損失を適切に評価し、取捨選択やレベルの設定を行って、さらに多様な対応策を考慮することが重要になります。このような観点で、建築構造設計について詳しい説明があり、リスクを定量化する性能設計の考え方や有効性について、会場やオンラインの参加者も含めて議論されました。
(飛田 潤 記)

 

 

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