きょうの減災館No.59(2013年9月27日)

名古屋はいよいよ秋めいてきて、過ごしやすい季節になってきました。
今日の減災館は3階スラブの打設が済み、今日は柱の型枠設置と壁の配筋が行われていました。

きょうの減災館No.55」にあります1フロアを作る際の配筋工事と型枠工事の順番を見ていただくと、9ステップのうちの2、3番目を同時に行っていることがわかります。工事進捗状況の写真に示すようにクレーンを使って型枠を3階まで運んでいました。

定点写真を9月24日の「きょうの減災館No.58」のものと比べると、周りを囲んでいる足場が一層分増えて、階段もひとつ増えていることがわかります。建物と比べると、足場はか細くて倒れてしまいそうにも思えますが、足場同士がしっかりと組みあって固定されており、揺れても倒れないようになっているそうです。減災館のように中低層の鉄筋コンクリート造建物の場合ですと、型枠の取り付け取り外し等もあり、足場を組むことが多いそうです。しかし、例えば鉄骨造の超高層ビルなどのときは、必要な部分だけに足場を組んだり、クレーンを上手に使って足場を組まずに建物の内側から作業ができるようにするなど、建物の規模や、構造の種類、建設の順序などによって変えるそうです。

どのような方法で、どのような順番で組み立てていくのが良いのか。入念な検討と準備のもと、一つ一つの建物が造られていることがわかりますね。
【山下】

This entry was posted in お知らせ, 減災館ができるまで. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.