「地域力向上による減災ルネサンス・キックオフシンポジウム」を開催しました

減災連携研究センターは9月28日(土)14:30-17:50,環境総合館レクチャーホールにおいて「地域力向上による減災ルネサンス・キックオフシンポジウム」を開催し,約60名の方々の参加がありました.

本シンポジウムは,文部科学省委託事業による地域防災対策支援研究プロジェクトで採択されたもので,今年度より5カ年にわたり愛知県下5市町をモデル地区として行われる取り組みです.ここでは,データベースを根拠とした地域課題の整理やWSを通じた人材発掘などからなる防災・減災対策方針の再構築(ルネサンス)を目的としています.

シンポジウムでは,福和伸夫センター長による開催挨拶,文部科学省の清水乙彦氏,愛知県の宇佐見比呂志氏のご挨拶の後,護雅史准教授によるプロジェクト概要,名古屋都市センターの福田篤史氏による「名古屋都市センターの取り組み紹介」,愛知県の山本真一郎氏による「愛知県緊急雇用促進事業の紹介」がありました.その後,飛田潤・災害対策室長のコーディネートのもとで,半田市,津島市,犬山市,田原市,幸田町の防災担当者と小松尚・環境学研究科准教授による地域の概略説明や減災まちづくり方針の確認などが議論されました.会場からは,災害の歴史を災害史としてのみならず「地域の歴史」として解釈する姿勢など,今後の防災・減災計画のありかたを地域戦略の枠組みで見つめ直す視点について積極的な意見交換がありました.最後に,野田利弘副センター長の閉会挨拶でシンポジウムを終了しました.

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