バーチャル特別企画展「東海豪雨から20年~豪雨がもたらす多面的リスクを理解し、備えるために」を開催しました

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  ● バーチャル特別企画展を延長します ●

新型コロナウィルスによる休館のため、HP上で開催中の第29回特別企画展ですが、減災館の見学再開時期未定の為、11月21日(土)まで会期延長をいたします。
開館後は、減災館2階ライブラリーでも展示をご覧いただけます。
企画展関連イベントの順延はございません。

  第29回特別企画展(バーチャル)
 「東海豪雨から20年~豪雨がもたらす多面的リスクを理解し、備えるために」

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            ● 第29回特別企画展のご案内 ●

第29回特別企画展
「東海豪雨から20年~豪雨がもたらす多面的リスクを理解し、備えるために」を、
2020年6月24日(水)→延期 から2020年9月19日(土)→11月21日(土)まで開催いたします。
たくさんのご来場をお待ちしております。


“20年前の2000年(平成12年)9月11~12日、東海地方では時間雨量約100mm、日雨量400~500mmという観測史上最大の集中豪雨に見舞われました.この「東海豪雨」(地域によっては「恵南豪雨」)により、平地に降って行き場を失った多量の水は下水道から溢れて市街地を浸水させ、山地に降った雨は多数の崩壊を伴いながら河川の洪水を引き起こしました.特に都市域では、住宅とともにインフラ施設が多数損傷し、ライフラインが広域・長期にわたって停止して産業活動が停滞する一方、山地域では大量の土砂流入により交通網が寸断されて、多数の集落、世帯が孤立する事態となりました.
九州北部豪雨(平成29年7月)、西日本を襲った平成30年7月豪雨、および、東日本台風(令和元年10月)といった近年の豪雨による災禍の中で、東海地方はたまたま被害を免れてきたと言えます.しかし、各地で更新される未曽有の豪雨や度重なる台風の襲来を踏まえると、いつ再び、第二の東海豪雨が当地に大きな被害をもたらさないとも限りません.私たちがかつて2000年の豪雨災害から学んだことは、将来、起こりうる豪雨災害への備えとして、今も活かされているでしょうか.”
本企画展では、「東海豪雨」から20年を機に当時の被害を振り返り、豪雨に関する知識の基本をおさらいしつつ(巡回展「雨展」の期間限定展示を予定)、その多面的リスクを理解するため、インフラ・ライフライン機能が停止し、社会影響が増幅する「都市浸水」の実態とその対策、中山間地の住民の生活基盤を奪い、生命を脅かす「土砂災害」への脅威とその備えに焦点を当てました.日ごろからの備えによって被害を極力減らし、被災後も日常の生活、産業活動を速やかに復旧させるにはどうしたらよいか、みなさまとともに考えたいと思います.

チラシのダウンロードはこちらをクリック
 

★ 企画展関連イベント

●河川地形実験模型 Emriver(エムリバー)実演
日時:7/18, 8/8, 8/22(土) 13:00-13:20 15:00-15:20 
場所:減災館1階
河川模型を使用して洪水による川の流れと地形の変化を実験。先着10名

実験のようす
 
●浸水体感VR 1minute 1second
日時:8/1, 9/12(土) 13:00-15:30
場所:減災館1階
もしも大規模な水害が 迫ってきたら… VRで浸水体感

VR体感のようす

●スペシャル ギャラリートーク
場所:減災館1階減災ホール
※コロナウイルス対策により閉館が続く場合は、スペシャルギャラリートークはWeb公開となる可能性がございます。

6/27(土) 8/7(金)9/12(土) 13:30-
田代喬 名古屋大学減災連携研究センター特任教授
「20年前の豪雨災害を振り返る ~最近の風水害による 被害と比較して」

7/7(火)8/21(金) 13:30-
倉田和己 名古屋大学減災連携研究センター特任准教授
「災害情報と避難意向 ~逃げる人はなぜ、逃げるのか?」

7/8(水)9/16(水) 13:30-
高瀬邦夫 名古屋大学減災連携研究センター研究員(元名古屋地方気象台長)
「東海豪雨後の防災気象情報とこれから」

7/31(金)9/15(火) 13:30-
利藤房男 名古屋大学減災連携研究センター特任教授
「洪水ハザードマップの現状と課題」

8/6(木)9/3(木) 13:30-
田中隆文 名古屋大学大学院生命農学研究科准教授
「東海(恵南)豪雨、そのとき山地では何が起きていたのか?」


スペシャルギャラリートークのようす

●巡回展「雨展~あらぶる雨・めぐみの雨」
日時:7月頃 13:00-16:00
【企画・制作】 水の巡回展ネットワーク

◯雨と聞くとみなさんはどんなことを思い浮かべますか。◯ザーザー、冷たいなど、耳や肌から伝わる感覚でしょうか。洪水によって被害を受けたこと、雨のおかげで水不足が解消したことを思い出す人もいるかもしれません。住んでいる地域、かかわっている仕事によっても想像することは人それぞれ異なるようです。◯雨は身近な存在ですが、とても大きな力を持っています。時には猛威を振るい、私たちの暮らしに大きなダメージを与えます。一方、私たちの暮らしに欠かせない水を供給し、日々の生活を支えてくれています。◯この企画展「雨展~あらぶる雨・めぐみの雨~」では、これまで博物館の企画展などでもとりあげられることの少なかった「雨」について、「あらぶる雨」と「めぐみの雨」に注目し、新たな工夫をとりいれた方法で紹介します。◯ナビゲータは、 カミナリとともに天空から舞い降りてきた アラドラゴ、メグドラゴほか、7人の雨の神様たち。
それぞれがもつ得意な技や表現で、雨の特性、雨の科学、雨と暮らし、 雨と防災など、様々なトピックをとりあげて見せてくれます。
◯みなさんがふだん見ているのとは違った視点から、 雨の不思議に迫ります。
◯インタラクティブ映像「ひかりあめ」「たまるたまる」 実験模型「雨量計」映像展示「あめ音・みず音コレクション」 標本展示「雨粒標本」標本ジオラマ展示「雨と生き物たちの 不思議な関係」など楽しい展示をご用意しています。


名古屋市港防災センターでの雨展のようす

チラシのダウンロードはこちらをクリック
 
※コロナウイルス対策により閉館が続く場合は、特別企画展をWeb公開する予定です。

●入場無料
●開館時間:13:00-16:00(入場は15:30まで)
●休館日:日・月・祝日、第2・4火曜日、6/26(金)、7/29(水)、
 8/12(水)~8/15(土)、8/20(木)、9/9(水)~9/10(木)  
●行事等により上記以外で急遽閉館になる場合がございます。
 最新の情報は、「開館日程・GalleryTalk予定」でご確認下さい。
 

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