きょうの減災館No.38(2013年7月5日)

 本日はマットスラブ周辺の擁壁のコンクリート打設が行われています。マットスラブ打設時と同様に、ミキサー車によって運ばれたコンクリートが、ポンプ車によって打設されます。

 本日、ポンプ車は1台で打設を行っており、1台では1か所から擁壁の全範囲に打設することは、ポンプ車のホースの長さ上、不可能であるので、まずは南から届く範囲で打設を行い、次に北から打設を行うということでした。

 また今回の擁壁は高さ2.4m、幅250mmであり、コンクリートの量が多くなり、一度に打つとコンクリートの圧力に負けて、型枠がはらんでしまう恐れがあるため、3度に分けて打ちます。3度に分けて打つことによって、コンクリートがある程度硬化した状態で、次の段階のコンクリートが打設されます。3度に分けて打つ際には、120分という打ち重ね時間が定められており、この時間以内に打ち重ねていきます。この間隔を空けすぎてしまうと、コンクリートの境目に線が入ってしまい、水の通り道となり問題となります。

 この打設が終わると、免震装置の型枠に鉄筋を組む作業に移るそうです。
【波多野】

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