研究領域

西澤泰彦の研究紹介

(1)濃尾地震など明治時代の大規模地震の建築被害とその対応に関する研究

キーワード:濃尾地震・建築被害・震災予防調査会
 歴史地震の研究のうち、特に日本の近代化と地震被害の関係を考えるため、濃尾地震など明治時代の大規模地震による建築被害の実態解明とその後の建築界の動き、例えば、建物耐震化の動きについての研究。濃尾地震のインパクトが大きかったことは既に知られているが、度重なる地震とそれへの対応を通じて、どのような耐震化案が提案されてきたかを探っている。

(2)RC建造物の成立と普及に地震被害が与えた影響に関する研究

キーワード:RC造建造物、台湾地震、震災予防調査会
 1910年代から1930年代にかけてのRC造の普及に対して、地震被害とそれに伴うRC造建造物の普及を探る研究。耐火性農重視のRC造の普及に対し、実際は、大規模地震の影響が存在すると考えられるようになり、その因果関係を解明中。

(3)災害に強いまちづくりの検討

キーワード:まちづくり、震災、火災、水害
 各地で行われているまちづくりに対し、特に、災害の歴史や、過去の状況を把握し、それを基にまちづくりを考えていく研究。特に過去の災害から得る教訓を重要視し、次世代に災害の記録を伝える役割を持っている。

個人HP:http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100000038_ja.html
げんさいカフェの講演(第91回):http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/?p=10986
げんさいカフェの講演(第42回):http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/?p=3130
げんさいカフェの講演(第11回):http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/?p=264
防災アカデミーの講演(第26回):http://wwwevrc.seis.nagoya-u.ac.jp/taisaku/chiiki_katsudo/academy/kaisaikiroku/36.html
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