減災館は外構の足場の解体が更に進み、その全貌を露わにしつつあります。
昨日の寺島さんの報告にあるように、26日は学内向けの減災館見学会が実施されました。
午前2回、午後1回の計3回で、土木・建築系を中心とした学生及び教員、それから学内の減災館関係者を合わせて、90人ほどの参加者がありました。
見学ルートは「免震層→屋上→4階→1階」という順を基本とし、それぞれのスポットで、建物の「構造的特徴」と、「展示・機能的特徴」を紹介して回りました。
残念ながら、昨日は作業中で2階が危険だったため立ち入れませんでしたが、皆さん非常に熱心に見学され、特に圧倒的なボリュームの屋上実験室に対しては次々と質問があがりました。例えば、
Q:こんな大きなものが動くのなら、建物も揺れるのではないですか?
A:実験室の振動を建物の固有周期に合わせると、建物を揺することが出来ると考えられます。これにより、建物全体を実験・訓練の場とする予定です。
などです。
本日27日は発電機が設置されます。減災館は燃料の備蓄により1週間の発電機稼働が可能となっています。
それから、昨日はついに建物の「顔」とも言うべきエントランスの「館名サイン」が設置されました。
朝日を受け、サイン輝く減災館は、いよいよ来年3月12日竣工です。
多くの方からの、減災館への驚きとさらなる期待を受け、担当教員一同、
来年は一層の努力をもって、完成へ向けて邁進する決意でございます。
工事関係、施設関係、展示関係の各位には、本年一年の多大なるご尽力に
心より感謝申し上げるとともに、新年もさらなるお力添えをお願いする次第です。
【倉田】