平成25年度 高校生防災セミナーを開催しました

平成25年7月25日、26日、29日と8月26日に、名古屋大学、愛知県防災局、愛知県教育委員会の主催による高大連携高校生防災教育推進事業「高校生防災セミナー」が開催されました。

同セミナーは、南海トラフ巨大地震が懸念される愛知県において、学校や地域の防災力向上に貢献できる防災リーダーの育成を目的とし、2010年度より毎年開催されています。県内の高等学校30校(国立、名古屋市立、私立、県立)から各校生徒4名、教員1名、合計150 名が2か年に渡って参加するものです。30校の内15校の受講生は本年度がセミナー初年度となり、上記の夏休み4日間に、自然災害に対する知識や実践的な災害対応に関する講座を受講します。

本年度4日間では、名古屋大学教員やNPO職員、県職員等の専門家による講義と演習が行われました。受講生はプレート境界および活断層での地震発生メカニズム、地震に伴う液状化や斜面崩壊のメカニズム、防災ボランティアの役割等について講義を受け、演習では、巨大災害発生を想定し、地図への書き込みを通して災害対応を考える災害図上訓練、避難所運営ゲーム「HUG」を通した避難所の運営訓練、ペーパークラフト教材「紙ぶるる」を用いた耐震性能実験等の演習を行いました。8月26日は津波被害とその対策について学び、その上で地域防災に向けた自分たちの活動計画について発表を行いました。また同日には昨年度からの受講生による防災活動に関する経過発表も行われました。

ペーパークラフト教材を用いた耐震性能実験の様子

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