「令和元年台風15号19号 緊急報告会」を開催しました

令和元年台風15号19号 緊急報告会 開催報告

 
■日 時 2019年11月16日(土)9:30-12:00
■場 所 名古屋大学 減災館1階 減災ホール
■参加者 約120名

 減災連携研究センターでは台風15号襲来から2カ月、台風19号襲来から1カ月経過したこの時点で明らかになってきたことについて緊急報告会を開催し、一般市民、行政、企業、研究機関、報道関係等、100名を超える参加者がありました。
 報告会では、福和伸夫/センター長・強靭化共創部門教授の挨拶の後、以下の7題の報告がありました。
 戸田祐嗣/協力教員・工学研究科教授から、過去の台風被害(寛保2年洪水、狩野川台風等)と現在の河川防災レベルについて、田代喬/副センター長・社会連携部門教授から、台風19号河川洪水氾濫、及び被害の予見可能性について、野田利弘/副センター長・研究連携部門教授から、台風19号堤防被害やそのメカニズムや課題について、利藤房男/社会連携部門教授より、箱根町と相模原市を中心とした台風19号土砂災害と1923年関東地震との関連等について、平山修久/社会連携部門准教授より、台風19号災害廃棄物の推定量と処理対応の現状、及び課題について、荒木裕子/強靭化共創部門准教授より、台風19号における長野市や佐久市における避難者・被災者の現状や支援の現状・課題について、都築充雄/社会連携部門准教授より、電力被害を中心にした台風15号による状況と復旧の課題等について、中村晋一郎/協力教員・工学研究科准教授より、都市計画における土地利用と浸水域との関係や、人的被害減少と事前対応効果等について、それぞれ報告がありました。
 その後、福和伸夫センター長をコーディネーターとして、減災社会を目指すために(地域社会のあるべき方向性について)を趣旨とした総合討論が行われました。まず、各登壇者のメッセージの整理がなされた後、会場からの質疑応答がありました。これに続いて、南海トラフ地震や首都直下地震、スーパー伊勢湾台風など、今後想定されている自然災害に対する減災社会を目指すために、過去の災害と現状を把握した上でのハザード、リスク評価や予見性・情報発信等をはじめとして、登壇者の各報告内容に関連したテーマでの意見交換が行われました。
 最後に、田代喬副センター長からの挨拶で閉会されました。


        ホール展示の様子               登壇者による報告の様子           

        総合討論の様子


※こちらのイベントは終了しました。

減災連携研究センターは、下記の通り、「令和元年台風15号19号 緊急報告会」を
開催いたします。
ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。

(なお、当日13時半より、当センターの「伊勢湾台風から60年記念事業」によるシン
ポジウム第一弾「伊勢湾台風~ 60年前の教訓と新たに生まれた課題」が開催されま
す。引き続きご参加くださいますようお願いいたします。)

 

→チラシはこちら(PDF)

令和元年台風15号19号 緊急報告会

令和の新しい時代が幕開けしましたが、台風15号、19号の強大な台風が相次いで
発生し、東日本を中心に甚大な被害をもたらしました。減災連携研究センターでは
台風15号襲来から2カ月、台風19号襲来から1カ月経過したこの時点で明らかに
なってきたことについて、緊急報告会を開催することとしました。

■日 時 2019年11月16日(土)9:30-12:00(9:00開場)
■場 所 名古屋大学 減災館1階 減災ホール
■プログラム

<開会の挨拶>
9:30~9:40     センター長 福和伸夫
<報告内容>
9:40~11:25
1. 過去の台風被害(寛保2年洪水、狩野川台風等)について
                    戸田祐嗣 協力教員(大学院工学研究科教授)
2.台風19号河川洪水氾濫について    田代 喬 副センター長/社会連携部門教授
3.台風19号堤防被害について      野田利弘 副センター長/研究連携部門教授
4.台風19号土砂災害について      利藤房男 社会連携部門教授
5.台風19号災害廃棄物について     平山修久 社会連携部門准教授
6.台風19号における被災者支援について 荒木裕子 強靭化共創部門准教授
7.台風15号の被害について(電力被害を中心に) 都築充雄 社会連携部門准教授 

<総合討論・まとめ>
11:25~11:55
減災社会を目指すために(地域社会のあるべき方向性について)
                    福和伸夫 センター長/強靭化共創部門教授

<閉会の挨拶>
11:55~12:00   副センター長 田代 喬

 
※ プログラムの内容に一部変更の可能性があります。

※ 事前申込不要、入場無料
※ 講演の撮影・録音はご遠慮ください。
※ 駐車場はありません。必ず公共交通機関をご利用ください。

主催:名古屋大学減災連携研究センター
共催:名古屋大学土木系教室

問い合わせ先:名古屋大学減災連携研究センター tel 052-789-3468
 

This entry was posted in お知らせ, その他のイベント・報告. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.