第121回防災アカデミーを実施しました

講師:井口 正人さん(京都大学防災研究所火山活動研究センター教授)
内容:現代の視点で考える桜島大正噴火
日時:2016年6月3日(金) 18:00〜19:30
場所:減災館1階減災ホール
※予約不要・入場無料

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 減災連携研究センターは6月3日(金)、減災館1階減災ホールにおいて、第121回防災アカデミーを開催しました。今回は、京都大学防災研究所火山活動研究センター教授の井口正人氏による講演「現代の視点で考える桜島大正噴火」が行われ、65名の参加がありました。井口氏は35年間桜島の観測を続けてこられた、いわば桜島のホームドクターで、現在火山学会会長を勤められています。
 1914 (大正3)年に発生した桜島の大正噴火は、20 世紀以降では我が国最大規模の噴火でした。その割に人的被害が少なかったのは人々が噴火の前兆におそれをなして避難したことによるということです。東桜島小学校の「桜島爆発記念碑」には、「爆発は古来より続くもので今後も免れることはできない。異変を感じた時は未然に避難し、平常時から災害に遭っても路頭に迷うことがないよう覚悟しておくべきである」というメッセージが刻まれています。自然災害の多い日本では、我々すべてが心すべき言葉であると感じました。

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過去のアカデミーはこちら
→ポスター(PDF)

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