第86回防災アカデミーを実施しました

講師:北原 糸子さん(立命館大学 歴史都市防災研究センター 教授)
「三陸津波の歴史と村の復興」
日時:2013年1月30日(水)18:00〜19:30
場所:環境総合館1階レクチャーホール


 減災連携研究センターは、1月30日(水)、環境総合館レクチャーホールにおいて、第86回防災アカデミーを開催しました。
 今回は、北原糸子立命館大学歴史都市防災研究センター教授が「三陸津波の歴史と村の復興」と題して講演し、約100名の参加がありました。
 講演では、まず、三陸地方の津波災害の歴史として、東日本大震災との比較を交えつつ、明治三陸津波と昭和三陸津波の特徴と被害の説明がありました。明治三陸津波については、被害調査を行った山奈宗真氏が残した言葉や調査内容が、昭和三陸津波については、岩手日報の記事が紹介され、具体的な被害の様子が示されました。
 続いて、過去の三陸津波からの復興事例について、当時の復興に関する考え方や実際の課題、家屋移転の様子が説明され、最後に、津波碑が作られた経緯・背景や津波碑の写真とその内容が示されました。
 北原教授は、津波災害の最大の敵は、人々がそれを忘れてしまうことであると述べました。

過去のアカデミーはこちら
→ポスター(PDF)

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