減災館のヒミツNo.1:五感で揺れを体感する「BiCURI」

BiCURIとは「Bi-directional shaker and Computed Ultra-Response
Integration environment」の略で、これまで開発してきたシミュレーション技術と長周期の振動台を統合化した地震応答体感装置のニックネームです。

BiCURIは2次元の長周期・ロングストローク振動台によって、これまでの振動台では再現できなかった超高層ビルの揺れを再現するとともに、地震時の室内映像を振動台の揺れと同期して表示することで、リアリティのある体感環境を提供するものです。振動台部分は、上下2段に組み合わされた、水平2方向のレールによって長周期・ロングストロークの揺れを再現します。映像部分は、揺れと同期された部屋の中の4面映像が映し出されます。この映像は実物の10分の1スケールの模型実験により地震時の室内映像撮影し、実際のスケールに合う揺れのスピードになるようにスロー再生したものとなっています。普段は、この壁面には建物の耐震に関するスライドが上映されています。

参考 ぶるるくんのじこしょうかい 「BiCURI」
http://www.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/laboFT/bururu/index.htm

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