減災センタースタッフブログ:名古屋大学受託研究員としての成果②(幸田町職員 春日井さん)

⑷ 平成24年5月から7月、幸田町の全区(自治会)へ減災・防災懇談会の実施
 東日本大震災を受け、住民の一人でも多くの方へ減災を伝えていくため、幸田町の各自治会(23区)へ出向き防災講演会(1時間)と意見交換会(1時間)を実施した。懇談会へ直接、町長も出向き意見交換を行った。特に、家具止めと住宅の耐震化について説明し、自分・家族の命を守る大切さを訴えた。

 毎週土曜、日曜に開催し2か月程、休みがなく働いた。一日、3回の公演を開催したこともあった。体力的には大変であったが、非常に充実していた。この懇談会については、次年度以降も継続して実施予定である。

⑸ 平成24年9月、幸田町立南部中学校(全校生徒)にて防災講演会
 5月に掲載された新聞をきっかけに、自分の母校である中学校から、講演会の依頼があった。学校より初めての依頼があり、今後、教育委員会との連携を深めていくためにも良い機会であった。
 この講演会も、中日新聞(西三河版)へ掲載された。

⑹ 平成24年10月、防災士取得
 幸田町では、防災担当職員全員が防災士を取得することになっている。本年度は、自分ひとりのみの受講。少し緊張しながら受講していたが、講師は名大の先生ばかり・・・。
 試験も無事に終わり、1か月後に送られた合否決定通知を開くと、残念ながら満点ではなかったものの何とか合格!合格率は高いと聞くが、職場からの重圧とプレッシャーには、やはり緊張した。

⑺ 平成24年11月23日、幸田町で初の防災シンポジウムを開催
 危機管理教育研究所の国崎信江氏、名古屋大学減災連携研究センター客員教授の隈本邦彦氏、減災連携研究センター副センター長の野田利弘氏等を招き、防災シンポジウムを開催。本年度、幸田町では災害時相互応援協定を4団体と締結(長野県箕輪町、岩手県住田町、岩手県平泉町、東京都立川市)し、それを記念して実施。
 事務局の裏方として動いていたが、要領が悪く反省点ばかり・・・。運営としては最悪であった。このようなシンポジウムを開催するときは、十分以上にスタッフを配置しなければいけないことを学んだ。ただし、講演いただいた内容については、非常に良いものであった。

⑻ 平成25年3月9日、「活断層を知る」見学会・講演会の開催
 名古屋大学大学院環境学研究科の杉戸信彦研究員を招き、深溝断層の見学会及び講演会を開催した。50名の募集に対し、60名以上の参加者が集まった。断層を正しく理解し、地震に備えることを学んだ。天気にも恵まれ、見学会を開催するにふさわしい日であった。
 次回の開催は未定だが、この見学会も、定期的に開催した方が良いように感じた。

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