近藤ひろ子先生(防災教育スーパーバイザー)のブラジル紀行④

3月14日(木)午後

軍務局次長の表敬に続いて、ミナスジェライス州防衛局と、
明日の防災シンポジウムに向けてのミーティングをしました。

ファビアーノ防衛局次官(昨年7月に愛知県訪問、防衛局ナンバー2)のお話

  • ブラジルは、26の州政府が独立性をもって動いている。
  • 各州の防衛局は、州軍隊・州警察・州消防の三者が一つになって組織されている。
  • 防衛局の扱う事案は、Civil Defense(市民防衛)の目的に沿って、災害に限らず、犯罪、交通事故、飛行機事故など多義に渡る。
  • Civil Defense(市民防衛)は、ブラジル全土レベル・州レベル・市町村レベルのさまざまな機関と連携し、それぞれのレベルの行政機関と統合的関係をもっている。
  • ミナスジェライス州の災害としては、地すべり、土砂災害、浸水、地震(ブラジル全土で唯一の被災地)、干ばつ、大雨、鉄砲水、落雷などがある。
  • 州として、防災で取り組んでいかなくてはいけないことは、「予防という文化の育成」「市民の災害対応力の育成」「防災人材の育成」などである。
  • 7月の愛知県訪問で多くのことを学び、それをもとにミナスジェライス州としてできることに着手している。もっともっと多くのことを愛知県から学びたい。
  • 明日のセミナーが、ミナスジェライス州政府および州内853の市の防災活動に大きな飛躍をあたえると確信している。

その後、質疑応答をおこないました。

ミーティング後、ファビアーノ防衛局次官室にて

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