講師:片山 新太さん(名古屋大学未来材料・システム研究所教授)
内容:災害時の環境衛生
日時:2017年1月17日(火) 18:00〜19:30
場所:減災館1階減災ホール
※予約不要・入場無料
減災連携研究センターは1月17日(火)、減災館1階減災ホールにおいて、第127回防災アカデミーを開催しました。今回は、名古屋大学未来材料・システム研究所教授の片山新太氏に「災害時の環境衛生」と題した講演をお願いし、77名の参加がありました。22年前の今日は、阪神淡路大震災が発した日です。あの時も、命が助かった人々がまず直面した問題の一つが、災害時の水の問題でした。
講演では、まず平常時に我々の衛生環境を守っている上下水道の整備の歴史や仕組みが丁寧に説明されました。災害時はそれらが一挙に失われる結果、コレラが蔓延した100年前の状況に戻るというショッキングな現実があることも知らされました。我々は普段何気なく水道の蛇口から出る清潔な水を使っていますが、災害時に給水車などで供給される同等の水の量はその十分の一だそうです。そのほかの水を使おうとすれば、当然、消毒(除菌)が必要となります。そのような環境の中で、如何に身の回りの物をうまく利用して凌いでいけるかについても貴重な助言をいただきました。私にとっては、井戸水を生活用水に使っていた子供ころに、父母から教わった飲み水についての注意点と重なることも多かったように思います。普段、衛生的な環境に慣れっこになっている私達にとって、災害時には、慎重には慎重を期して水と付き合っていくことが重要であることをあらためて痛感いたしました。
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