H28半田市

平成28年度は、半田市を対象に実施しました。半田市では、女性の活力を活かした取組みを推進されていることから、女性(特に女性消防団員)を中心とした活動を行いました。さらに、本プロジェクトでは、これまで特性の異なる参加者を対象として、異なる手法を用いたワークショップ(WS)を実施してきており、今後は、それらの成果の横展開についても検討を進める必要があります。そこで、今年度は、これまで3年間の活動成果の活用と地域防災人材の発掘の観点から、ワークショップの進行役(ファシりテータ)を担える人材を養成する試みを視野に入れた取組みとして、半田市において防災・減災の課題として挙げられている「避難所運営」と「防災教育」をテーマとした2回のワークショップを実施し、これを進行する地域防災人材の養成を試行しました。

第1回は、 WSの進行役候補(「防災サポーター」)である女性消防団員を中心とした地域住民を対象とする取組みを行いました。第2回は、実習として、これらの防災サポーターが進行役を務める地域住民を対象としたワークショップを実施し、課題等を抽出しました。 WSの具体的な目標として、「避難所運営ルール作成」と昨年度の活動の展開も視野に入れた「地域版震災シミュレーションゲーム作成」を掲げました。なお、この活動に活用する地域特性に関するデータの収集、及び、タブレットへの搭載は、 WSの開催に先立ち例年通り実施しました。第1回WSで、簡易的なマニュアルが無かったことや十分な時間を取れなかったこと、そもそも高度なファシリテーション技術までは伝えきれなかったことなどがあり、 戸惑いながらであったり、こちらである程度のサポートをしながらの進行となりました。この辺りは今後の課題です。このような課題は残りましたが、本WS終了後の「防災サポーター」に対するアンケート調査結果では、参加者がそもそも積極的な方ばかりであったこともありますが、全般的に高評価であったと言えます。また、プレーヤとして参加された皆様にもアンケートを実施しましたが、このイベントについて、ほぼ全員が「満足した」・「どちらと言えば満足した」と回答しており、一定の成果があったと考えています。参加者ほぼ全員が、積極的に、かつ楽しみながら取り組んでいたことは良かったと考えます。

詳細は、パンフレットをご覧下さい。

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