行政人材育成研修(平成30年度)Training(H30)

平成30年度

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基礎研修(総合研修)1日目

 昨年度同様、震災時に電気、水道、都市ガスなどがどうなるのか、ライフラインの実態について学びました。また、減災館を見学するとともに、熊本県上益城郡益城町職員をお招きし、災害時の対応について実体験をもとにお話いただきました。

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受講者の声
  • 地域防災計画で仮定している条件が根底から覆された内容だった。+αの備えの必要性を感じた。
  • 免震の構造がよくわかった。啓発物の展示方法等が参考になった。
  • 震災直後の状況や避難所運営の大変さについて、実際に経験された方の話を聞くことができてよかった。

基礎研修(総合研修)2日目

 災害時の廃棄物はどれくらい出て、どうすればよいか学びました。また、避難所での多様性への配慮の必要性を学び、業務に関わる悩み等について他市町村の方々と情報交換を行いました。

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受講者の声
  • 震災後の廃棄物の処理だけでどれだけたくさんの人や予算が必要となるのか気づかされた。
  • 男女共同参画がなぜ必要なのか、大変明確にご講義いただき、今後につながる知識を得ることができた。
  • 市町村によってやり方が様々で勉強になった。それとともに自身の市町村についてもっと知らなければならないと感じた。

基礎研修(総合研修)3日目

 大阪府茨木市防災危機管理課長をお招きし、平成30年6月18日に発生した大阪府北部の地震の際の対応と防災対策について、お話いただきました。また、研修参加者がそれぞれ今年度どのようなことに取り組んだかを発表しあい、今後の活動に活かせそうなものがあるか等について意見交換・情報交換を行いました。

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受講者の声
  • 他都市の災害対応について知ることができ、大変勉強になった。
  • 災害対応の講義を他部門の方にも是非聞いてほしいと思った。
  • 他市町の様々な事例を聞くことができ、とても参考になった。

災害対策本部運用研修

 災害情報の報告体制とシステムによる情報収集について学ぶとともに、被災地で本部スタッフとして働いた方の体験談を精読し、課題や教訓をグループで話し合いました。

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受講者の声
  • 災害時の運用体制は訓練することで向上できると思うため、様々なケースのこのような研修に参加したいと思う。
  • 実情など違う他の自治体職員と議論を交わすことでたくさん気づくこともあり、大変貴重な時間となった。
  • 講義もグループワークも身になる内容で、グループ内の人脈もできて、参加させていただいて良かった。

幹部マネジメント研修

 兵庫県南部地震時、日本銀行神戸支店長であった日本学生支援機構 遠藤勝裕 理事長をお招きし、災害時における組織幹部のあるべき姿について学びました。また、大規模災害時に組織として被害の全体像の共通認識を持ち、目標を明確にした対応を行うための組織マネジメントと行政幹部職員としての役割について、講義とワークショップで学びました。

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受講者の声
  • 市民の生活の安心・安定のために日銀として各種役割を果たしていたことを知った。
  • 限られた時間、情報の中での災害対策本部の運用の難しさを認識できた。最後の本部長レクは実践的な取り組みであった。
  • 色々な立場で何に重きを置くか、意見をどのようにまとめるのか参考になった。

避難勧告等の判断・伝達研修(水害編)

 避難勧告等のガイドラインについて学びました。また、実際の被災地での気象予警報等の発令状況を振り返り、避難勧告等をどのタイミングで発令すべきかグループワークを行いました。

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受講者の声
  • 講師自身の体験談もあったため、興味深くきくことができた。
  • 直接事務に関わっていないため、参考になった。
  • このようなワークショップを自分の課でも実施したいと思った。

避難勧告等の判断・伝達研修(土砂災害編)

 避難勧告等の判断・伝達及び避難に係る基礎知識について学ぶとともに、危険が切迫する状況下における体制の強化、避難勧告等の発令のタイミングのイメージトレーニングを行いました。

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受講者の声
  • 講義は2時間半であったが、しっかり理解するには必要な時間設定であり、分かりやすく大変参考になった。
  • 土砂に特化して考えることができ、わかりやすかった。継続して実施して欲しい。
  • 自市町村のマニュアルについて再考するよい機会となった。

災害救助法・被災者生活再建支援法事務研修

 災害救助法、被災者生活再建支援法について学びました。また、日本赤十字社の方に災害時の活動についてお話いただきました。

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受講者の声
  • 実際発災直後に適切な対応事務を行うことができるかとても不安であるが、日ごろからイメージづくり、職員の意識づくりが大切だと感じた。
  • 普段必要性を感じつつ、なかなか自分で勉強するにも難しいものが多いためとても参考になった。
  • 日本赤十字社の活動を知ることができ、とても有意義であった。

物資の確保・提供研修

 大規模災害時における災害物資の実情について、ヤマト運輸株式会社中部支社の方にご講義いただきました。また、災害対応を経験された方々の体験談の記録から災害時の状況をイメージするとともに、そこから得られる知見や教訓を抽出・整理するためのグループ演習を行いました。

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受講者の声
  • 実際の民間企業の話や、災害時の実体験が参考になった。
  • 「熊本地震の災害対応の状況」は非常に参考になった。県・他市町村職員の考え方も聞けて有難かった。
  • 実際の物資拠点運営を、ゲーム等で体験できるとより身近に問題を感じられると思った。

避難所運営支援研修

 避難所運営の概要について学び、避難所運営に携わった職員の体験談の記録から、知見や教訓を整理し、災害時の状況をイメージするとともに、自自治体の災害対策を検討しました。また、陸前高田市職員をお招きし、東北地方太平洋沖地震時の避難所運営について、実体験をもとにお話いただきました。

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受講者の声
  • 災害対策本部にいる行政職員が避難所の担当者にしっかり話しを聞いて住民の方が少しでも滞在しやすい避難所運営をしていくことが大切だとわかった。
  • イメージ出来る範囲と実態は異なっているだろうが、今回の研修を通して、防災危機に対する必要性と同時に課題も多く存在することを感じた。市民や職員もより一層意識を強める必要性を再認識することが出来た。
  • どの自治体、どの立場の職員であっても、問題と感じる事柄はほぼ同じであった。しかし、現在に至るまで繰り返し課題にあげられており、なぜ課題と分かっていながら改善されないのか、よく分析する必要があると感じた。

住家の被害認定研修(一次調査編)

 住家の被害認定調査の概要について学んだ後、下げ振りとコンベックスを用いた傾斜の実測や、被災家屋模型のスケッチによる調査の模擬演習を行いました。また、被害認定調査に先立って実施される応急危険度判定との違いについて理解するため、応急危険度判定制度の概要について学びました。

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受講者の声
  • 実際に家の模型を使って評価を行い分かり易かった。実際の現場では上から見られない等、色々と異なる部分は多いし、ケースバイケースの場合も多くあると思われるが、流れを知ることができたことは良い経験であった。
  • 時間に余裕があれば現地の体験談なども聞ければよかった。
  • 実地演習で損壊判定の認定をしたり、下げ振りを使用して傾斜を計測したりいざ災害が起きたら迅速性と正確性が求められると思うので、今日の研修、資料を参考にして実務を行いたいと思う。

住家の被害認定研修(二次調査編)

 家屋被害認定調査(二次調査)の進め方について学んだ後、建物被害写真を用いた問題形式による演習を行いました。また、災害対応を経験された方々の体験談の記録から災害時の状況をイメージするとともに、そこから得られる知見や教訓を抽出・整理するためのグループ演習を行いました。

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受講者の声
  • WSで課題を共有できたのは、様々な視点を意識する上で有意義であった。また、家屋関係者だけでなく防災担当職員が参加することは重要であったと思う。
  • 自分の市町村に持ち帰った後の実務としての検討、準備が重要だと思う。
  • ワークショップで課題を共有できたのは、様々な視点を意識する上で有意義だった。また家屋関係者だけでなく防災担当の職員が参加することは重要であったと思う。

住家の被害認定研修(被災者台帳・システム運用編)

 内閣府職員の方から被災者台帳の作成についてご説明いただくとともに、富山大学大学院井ノ口先生をお招きし、生活再建支援における被災者台帳の重要性についてご講義いただきました。

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受講者の声
  • 家屋の被害認定については、税務担当部局と連携がとれているが、今後は福祉部局の連携(理解)が必要であるとわかった。
  • 平時に準備しなければ罹災証明を発行しながら、台帳を作成するのは困難のため、すぐにでも協議、打合せが必要であると感じた。
  • なぜ被災者支援に台帳が重要になるのか理解できた。

実働部隊の業務理解研修

 警察、消防、自衛隊、海上保安庁各職員及び愛知医科大学病院講師の方をお招きし、各組織での災害時の活動についてご説明いただきました。

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受講者の声
  • 各分野、様々な支援活動をしており、市町村との連携も必要であると感じた。日頃より連携を密にとっておくことが災害時にスムーズに連携を取れると分かった。
  • 各機関、もう少し市町村との防災体制と関わる内容をお話いただけるとなお良かったと思う。
  • 各機関の目線で防災対応の特徴もあるためしっかりと理解し、コラボすることが大切と感じた。

災害時の道路交通対策研修

 災害時の道路啓開計画、交通対策について学ぶとともに、発災前に道路啓開を体験し、事前事後の対応につなげるよう道路啓開疑似体験ツールを実践しました。

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受講者の声
  • 講義、WSともに有意義で、今後の業務に活かしていきたい。
  • 災害時に道路啓開をどのような形でおこなっていくのか、イメージをつかむことが出来たので大変良かった。
  • 通常の業務では災害時のことを考えることが少なく、いい経験となった。

視察研修

 平成30年6月18日大阪府北部の地震時の災害対応について、大阪府庁職員のお話を伺いました。また、平成30年7月豪雨の被災の爪痕が残っている現場を視察するとともに、実際に災害対応にあたった東広島市、三原市防災担当職員の体験を聞くことにより災害時を具体的にイメージすることで、災害時の対応力向上を図りました。

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受講者の声
  • 今回、初めて被災地を視察し、また実際に職員の方の話を聞く機会をいただき大変参考になった。
  • 被災地の現状を見ること、災害対応をされた自治体の職員の話を聞くことで、本市で災害が発生した場合の問題等を以前よりも具体的にイメージすることができた。
  • 災害発生後にテレビやインターネットにて被災状況は放映されるが、県及び市の担当者が対応した災害対策本部の状況を把握する機会がこれまでなかった。本研修に参加したことにより、災害対策本部の状況を拝聴することができたことは、今後本市が実施すべき防災対策の方策を立てることに大変有意義となった。

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