減災館完成式典を挙行しました

 減災連携研究センターと災害対策室は、3月12日(水)、減災館の完成式典を挙行しました。

 減災館は東山キャンパス初の免震建物で、防災対策として自家発電装置や太陽光発電装置を備え、水・食糧・医薬品などを備蓄し、さらには自治体との衛星通信装置を備えています。減災社会の実現を目指して建設された減災館は、平常時は減災に関する研究と教育、また各種セミナーなどで市民とつながりを持ち、大規模災害発生時には各種機関と連携しながら、大学や地域の災害対応の拠点となります。普段は1階と2階を市民に開放して最新の研究成果を分かりやすく展示し、市民向け講演会なども定期的に開催する予定です。

 完成式典は、文部科学省研究開発局の磯谷審議官、同澄川地震・防災研究課長補佐等の来賓者と濱口総長、山本理事、藤井理事、鮎京理事、國枝理事、竹下理事、鈴置副総長等本学関係者の出席のもとで行われ、野田同副センター長の司会により、まず福和同センター長から減災館の完成した喜びと関係者への感謝の挨拶がありました。次に濱口総長からは、日々の生活に密着して来るべき地震等に対応する減災館としての期待を込めた挨拶がありました。来賓者からは、まず文部科学省研究開発局の磯谷審議官から祝辞を頂戴するとともに、南海トラフ巨大地震対策のプロジェクトなどの中心を担ってほしいと激励されました。また愛知県の片桐副知事からは、地域の防災教育の拠点としての減災館に期待を込めた挨拶がありました。

 記念のテープカットは、文部科学省の磯貝審議官、愛知県の片桐副知事、濱口総長、竹下理事、福和同センター長および飛田災害対策室長の6名でとり行いました。

 式典の最後に飛田災害対策室長から、関係者への謝辞とともにこれからの減災への取り組みへの決意を込めたあいさつがありました。

 式典後には減災連携研究センターと災害対策室の上掲式が行われ、それぞれの銘板を減災館の正面玄関に上掲し、最後に参加者全員で館内の見学会を行いました。

This entry was posted in シンポジウム. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.