減災センタースタッフブログ:「減災連携研究センターで感じたこと」(玉野総合コンサルタント 長谷川さん)

はじめまして。受託研究員の長谷川と申します。私は、建設コンサルタントで道路,橋梁,上下水道などインフラに関する地盤の調査と評価を主に行っておりますが、ご縁があり減災連携研究センターにお世話になっております。持ち回りのこのブログ、今回は私の番ということで何を書こうかと考えている間に、センターに入った頃の記憶が蘇ってきましたので、そのあたりも交えてこのセンターで感じたことを書こうと思います。

実は、というほどでもないのですが、私が減災連携研究センターの受託研究員に決まったのは2011年2月で(あの地震が起きる前)、4月からのスタートでした。センターが発足して間もないころでしたし、私個人として防災減災とはほとんど接点がなかった(意識していなかった)ため、当時は「まさかこのようなことになるとは」「どうなっていくんだ」という思いが正直ありました。そのような中、センターや災害対策室等の方々にはいろいろご迷惑をかけながらも、これまでの先生方のご講演を拝聴したり、お話ししていく中でいろいろ勉強させていただきました。気さくに接していただいたことをありがたく感じました。

・まず災害を我が事と思う。
・無関心な人にいかに伝えていくか、関心をもってもらうか。
・災害時にどうなるか想像力を鍛えなければいけない。
・大人に関心をもってもらうのは難しいから、小学校からの防災教育・学習が重要。
・大地震が起きても、大震災にはなるとは限らない。
・わからないこと(解明できてないこと)は、わからないこととして(正確に)伝える。
このような言葉が印象にあります(多少語弊あるかもしれません、ご容赦のほどを)。全体観というか、減災に対する「思い」みたいなものを感じると共に「伝えることの難しさ」を改めて感じました。

減災館が5月7日より一般公開となりました。一般の方にとっても減災に対する意識を高められる場がひとつ増えました。減災館は、センターの先生方を始めセンター関係者の思いがつまった建物なのだと思います。ホームページの閲覧に留まらず、是非見て触れて感じていただければと思います。そして、周りに広めていっていただければ幸いです。私も微力ながら無関心な人を減らす働きができれば、と思っています。

This entry was posted in お知らせ, 減災センタースタッフブログ. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.