減災センタースタッフブログ:名古屋大学受託研究員としての成果③(幸田町職員 春日井さん)

⑼ 平成25年3月11日、幸田町立深溝小学校(全校生徒)にて防災講演会
 自分の母校である小学校の校長先生より、防災講演会の依頼があり引き受けることにした。自分の子供もおり、やりにくいかなと思っていたが実際に行ってみると、それほど気にならなかった。全校生徒を対象ということで、内容を決めるのが難しかったが、福和先生、護先生の協力もあってスムーズに事を進めることができた。やはり、子供には楽しく学んでもらうことがいちばんと感じた。
 この講演会も、中日新聞(西三河版)へ掲載された。

⑽ 平成25年3月12日から21日、ブラジルミナスジェライス州の防災教育国際シンポジウムへ参加
 詳細については、「近藤ひろ子先生(防災教育スーパーバイザー)の記事」を参照されたい。
 約40時間をかけての移動は辛かった。特に、飛行機は行も帰りもほぼ満席状態。根本的に飛行機が苦手な自分にとっては過酷な旅だった。現地へ到着すると気温35度以上。日本との気温の差に調子を崩しそうだったが、何とか乗り切った。
 ブラジルでは、ミナスジェライス州知事官房長官を始め、数々の人と接する機会があった。私が対応しても良いのであろうか?疑問を感じながらの表敬訪問であった。州庁舎も素晴らしい施設であり、一度でいいからこんなところで働いてみたいと感じた。それにしても、州での防災関係予算は・・・。
 防災シンポジウムでも質問が盛り沢山。防災に対する意識が非常に強く、日本の防災を少しでも知り得たいという気持ちを感じた。

【おわりに】
 大学が公務員を受け入れる取り組みは、恐らく名古屋大学が初めてです。幸田町からの期待と重圧に耐えて実績も残さなければと思いながら1年6か月間、頑張って勉強してきました。今回、紹介させていただいた取組以外にもありますが、もっとやらなければいけない取り組みも、盛り沢山であります。防災・減災にゴールはありません。少しでもゴールに近づけていくように、一人でも多くの住民へ「減災」を伝えていくように手掛けていきます。
 また、平成25年4月からも幸田町より1名、受託研究員として受け入れていただきました。消防職で、男気バリバリの防災に熱い職員です。幸田町の未来をこの2名が中心として背負っていく覚悟で頑張っていきますので、今後とも幸田町をよろしくお願いいたします。
 この1年6か月、先生各位を始め受託研究員、事務補佐員等の方々へ多大なるご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。4月以降も、減災連携研究センターへ顔を出しますので、今までと同じように接していただければ幸いです。
 本当に、今までお世話になり、ありがとうございました。
(春日井)

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